ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2010.11.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
石油盗難で苦境
レイテ州タクロバン市の沿岸警備隊(PCG)は、同市沖合の島に備蓄されている石油の盗難問題で苦境に立たされている。
サルバシオン下院議員=レイテ州=が、この問題を取り上げ、「法律に違反するばかりでなく、わが国の経済にも深刻な影響がある」として、PCGの怠慢を批判し、同委での公式調査を求めたためである。同州のガソリンスタンドでは、安いガソリンが出回っており、この背景には盗難事件が関係しているのではないかと、見られている。
盗難グループは石油の備蓄基地に近づくために船舶を利用しているとみられるが、同議員はPCGが「盗難グループを追跡する十分な装備を持っているはず」と語り、この問題とPCGの責任を徹底追及する構え。(28日・ブレティン)