ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2010.11.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
墓場を居住地に
セブ市ロレガ・サンミゲルの古い墓地が、ホームレス用の宅地に生まれ変わることになった。
この墓地は1936年に開かれ、現在3千人以上が眠っている。一方で墓石の上や傍らには、ホームレス約400家族が住んでいる。
セブ市では、この墓地内に3階建てのビルを建て、ここに30年以上にわたり居住してきたと認定されたホームレスの家族を収容する。ビル各階には20づつ計60の居住区画が造られ、早ければ今週から墓の移転作業が始まる。
ビル建設に必要な資金は、元議員のラウル・マール氏が設立した開発支援基金(PDAF)が提供する1千万ペソと、セブ市が複数の非政府系組織と協力して集めた300万ペソなどが充てられるという。(3日、ブレティン)