ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2010.10.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
スズメバチで害虫駆除
西ビサイヤ地方にある農務省の地域作物保護センター(RCPC)では、ギマラス島のバランガイ(最小行政区)に3つの試験所を設置し、スズメバチの一種を使った害虫駆除方法の開発と実施に乗り出した。
このスズメバチは、「トライコグラマ」と呼ばれる体長1ミリほどの種類でコメやトウモロコシ、野菜などの作物につく害虫の卵に寄生し、それらを駆除するのに役立つとされている。
同センターの研究員キュリオソさんによると、トライコグラマは「環境にやさしく、飼育も安上がりで済む」といい、RCPCでは今後、イロイロ、東ネグロス、アンティクの各村にも計8個所の試験所を設置し、地元農民に運営をゆだねる計画である。(21日、ビジネスワールド)