ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 294字|2010.9.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
漁師の武装容認
サランガニ州は国民英雄のボクサー、パッキャオ選手の出身地として有名だが、もうひとつ、同州が面するサランガニ湾などの海域に海賊が出没することでも知られる。9月に入っても漁船が武装海賊に襲われ、乗っていた漁師4人が行方不明となった。
「アンバック・パレ」と呼ばれ恐れられる海賊は強力な銃器で武装、マグロ漁船などを狙って出没、抵抗する漁師を殺害することもしばしば。
こうした事態を受けてドミンゲス同州知事はこのほど、沿岸警備隊、地元警察、州政府などの関係者が参加する海賊対策会議を開催、漁業関係者からの要望も考慮し、漁師に銃器での武装を認めることを決めた。(20日・ビジネスワールド)