ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2010.9.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
5歳女児も犠牲に
デング熱が全土で猛威を振るう中、東ネグロス州では小学1年生の5歳女児が感染、死亡した。両親は「医師の初期診断が適切ではなかった」と訴え、最愛の娘を失った悲しみに打ちひしがれている。
今年1月から8月末までの同州でのデング熱死亡者はこれで5人目で、前年同期の同数3人を2人も上回った。
この事態を重視した同州公衆衛生局は各市町、バランガイ(最小行政区)および住民に対し、デング熱ウイルスを運ぶ蚊の発生源となる水たまりの除去を徹底して行うよう指示するとともに、医療関係者には「感染発見」に向け適切な診断に努めるよう求めた。同衛生局によると、州内のデング熱感染者数は504人で、このうちドゥマゲティ市の104人が最多。(3日・サンスター)