ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2010.8.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
腎移植へ事業資金
厚生省はこのほど、南部フィリピン・メディカルセンター(SPMC)に対し、腎臓移植治療機関設立への事業資金として300万ペソを付与した。ダバオを訪れたオナ厚生長官は全ミンダナオ地方における臓器提供・移植センター機能の創設を訴えた。
SPMCはミンダナオ地方最大の病院で、これまでのダバオ地域メディカルセンターを改称。オナ長官は改称記念で招待され、長官就任以来、初のミンダナオ訪問となった。
同長官は比国内の重度腎臓病患者は百万人当たり100〜120人と推定、「貧しい比人が透析治療や腎移植が受けられるようなプログラム作りを始めよう」とスピーチした。ダバオ市では過去10年に約百人が腎移植を受けているという。 (13日・ブレティン)