ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 303字|2010.7.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
判事を職権乱用で告訴
コンポステラバレー州ナブントゥラン町の町長が、職権を乱用、町条例を無視したなどとして同町地裁判事を最高裁に告訴した。フモル町長はナブントゥラン町立市場建設に向け、保釈金などを活用する町条例を定めたが、これに異議を唱えるクラピス同地裁判事は殺人事件などの容疑者に対し、保釈金なしで身柄拘束を解くなどの決定を相次いで出した。
同町長によると、保釈金なしの釈放はすでに3件に上り、同町長は「職権の乱用で、クラピス判事は町条例を完全無視している」と怒りを爆発させ、ついには最高裁に同判事を告訴した。
これに対し同判事は「保釈金の勝手な利用は許せない」と主張、争う姿勢を崩していない。(21日・サンスター)