ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2010.7.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
聖地巡礼にビザ発給
世界のイスラム教徒にとり今が、聖地ジッダへの短期巡礼の季節。短期巡礼は「ウムロ」と呼ばれ、1カ月近くも続く本格的な巡礼をできないイスラム教徒に認められている。これに関しサウジアラビア政府はこのほど、フィリピン、中でもミンダナオ地方からの短期巡礼者に対し、特例として500人分の訪問ビザを発給すると明らかにした。
これを受け、イスラム教徒自治区(ARMM)と南ラナオ州では、希望者の募集およびビザ申請手続きを開始した。ARMM当局者によると、「500人枠」が埋まるのは確実という。
ダトゥ・アンサルディン・アロントアディオンARMM知事は、「巡礼だけでなく、コーランにも親しみ、大いに学ばねばいけない」とも話した。(14日・サンスター)