ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2010.6.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
惨事を機に安全対策強化
セブ州バランバン町で死傷者多数を出した観光バス転落事故を機に、同州内の各自治体を中心に観光用の大型貸し切りバスへの安全対策強化が進んでいる。
この事故では、貸し切りバスが谷底に転落、イラン国籍の医療関係学校の学生ら21人(バス運転手含む)が死亡、30人が負傷した。 事故を重視したセブ市をはじめ周辺自治体、陸運局中部ビサヤ事務所が、貸し切りバスを運行している会社への立ち入り検査、および運転手らの適性検査などを実施している。
特に事故を起こしたJDツアーズについては、所有する同バス33台が運行全面禁止措置を受けたほか、所属運転手全員も運転技術、交通法規理解などに関する再訓練を義務付けられた。(16日・サンスター