ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2010.6.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
深刻な教師不足
新学年が15日、全国の公立小学、高校で一斉にスタートしたが、ビサヤ地方では依然、教師不足が深刻で、教育関係者の間では「満足な授業を行えない」との悲鳴に近い声が上がっている。
教育省ビサヤ地方事務所によると、同地方の小学・高校生徒数は約180万人とされる。教師が足りない小学・高校は671校に上り、不足教師数も5339人にも達している。
しかし、各自治体とも予算の制限もあって、教師補充計画は当面、期待できないのが現状。このため契約ベースの臨時教師の採用を行うことにしているが、問題は手当ての低さ。臨時教師の手当ては月額5千〜6千ペソにとどまっており、この額では優秀な教師を雇い入れるのは難しいという。(16日・サンスター)