ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 337字|2010.6.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
教科書不足補充せず
15日の新学期開始を前に、セブ市内の公立小学校で教科書が不足している。不足分の補充には730万ペソの購入予算が必要だが、市教育関係当局は「補充はせず、予算は参考書購入などに充てる」とし、生徒たちは当面、教科書なしで学ぶことになる。
不足するのは英語、フィリピン語、算数、科学、保健などの教科書。教科書不補充の理由について、同当局者は①内容に誤りが多い②値段が高すぎる︱︱などを挙げた。
また、市内公立校の生徒数は今年、約10万人に達し、1クラスの生徒数は47人、教師1人当たりの同数は37人になる。これに対し、市側は「いずれも50人の枠を下回っている」と指摘、教室および教師の数を増やす考えのないことも明らかにした。(7日・サンスター)