ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 329字|2010.5.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ市長に反旗
政治家にとって健康不安は致命傷。その例がセブ市の下院選議席をめぐる争いで明らかになり、ぼうこうがんという健康不安を抱えながら下院選に出馬中のオスメーニャ市長が窮地に陥っている。
同市長は統一選では3選禁止条項により、市長選には出馬できず、下院選に立候補中。これに対しライバルのグアルド陣営が選挙戦終盤を迎え、「オスメーニャ健康不安」説を声高に主張。この結果、市内9バランガイ(最小行政区)の議員ら計19人がオスメーニャ支持からグアルド支持へのくら替えを表明した。
オスメーニャ市長はキャンペン中に4キロを歩き、不安説の払しょくに懸命なほか、「たいした人数ではない」と平静を装うが、バランガイ幹部たちの離反の影響は無視できない。 (5日・サンスター)