ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2010.4.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
環境保全料5ペソ徴収
海浜リゾートやコウモリ洞くつなどで知られる北ダバオ州サマール島のガーデンシティーがこのほど、同島を訪れる観光客らから「環境保全料」名目で1人当たり5ペソの徴収を開始した。同島民は対象外だが、ふ頭などでの徴収作業を手伝うことになっている。
徴収の根拠となっているのが2009年に出された同市条例。サマール島の環境保全を主目的に環境客ら来島者たちから同額を徴収し、創設した基金に積み立て、島の緑化など環境保全および島開発に向けた原資にするという。
ダバオ市から舟で約30分のサマール島には、180万匹のコウモリ集団が生息する「モンフォート・コウモリ洞くつ」があり、ギネス世界記録に認定され、人気を集めている。 (25日・ブレティン)