ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2010.4.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
身代金額を引き下げ
南サンボアンガ州マブハイ町で起きた拉致事件で、実行犯グループがこのほど、被害者家族に要求していた身代金300万ペソから1割引き下げて270万ペソとし、即時支払いに応じるよう求めてきた。
地元警察によると、拉致されているのはサンボアンガシブガイ州内の元町長の妻(62)で、今月12日午後、同町内で8人の武装集団に襲われ、拉致された。被害者は同町で手広く商売を営んでおり、資産家として知られている。
それを知った上での犯行とみられ、犯人側は拉致直後に身代金要求を出してきた。同町関係者らが交渉に当たっており、今回初めて身代金の減額を伝えてきたという。関係者は被害者の無事確保を目指し、交渉を粘り強く続けるという。(24日・サンスター)