ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2010.4.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
受刑者も1票行使
塀の中での集団ダンスなど、刑務所内での斬新な試みが話題になる中、ビサヤ地方の6刑務所では、5月10日実施の統一選で、受刑者約6000人が1票を投じる。
6刑務所はセブ州ラプラプ、セブ、タリサイ市などの5刑務所と東ネグロス州ドゥマゲティ市の1刑務所。
統一選は電子投票で実施されるが、6刑務所には自動票読み取り機は設置されず、投票後の用紙は封筒に入れられた後、各受刑者の登録選挙区に運ばれ、ここで読み取り機に掛けられるという。
同地方だけでも計6千に上る票は当落を左右する存在になりそう。それだけに、この「間接自動投票」方式に疑いの目を向ける者も少なくなく、「不正行為」を助長するとの懸念も出ている。(25日・ブレティン)