ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2010.2.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
X線検査機に反対
ダバオ市ササふ頭の比港湾局周辺の住民が移動式X線検査装置の導入に反対の声を上げている。ダバオ港税関が旅行者の所持品チェックなどのため導入を計画しているが、同港近くのパロラ地区住民55人は厚生省に対し、乗降通路に設置予定のX線検査装置を認可しないよう申し入れた。「同計画が推進されたら、住民、特に子どもたちが放射線被ばくで健康を損ねる恐れがある」としている。
住民代表によると、厚生省に書簡で、X線照射で発がんのリスクや胎児への悪影響を指摘したという。しかし税関当局は「住民の心配には根拠がない」と反論。すでに厚生省の設置認可は下りており、担当者は「住民の主張するように危険なら許可されなかったはず」と話している。(15日・インクワイアラー)