ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2010.2.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
栄養失調が改善せず
東部ビサヤ地域に属するサマール島で、子どもたちの栄養失調状態が一向に改善していない実態が明らかになった。同地域内で栄養失調度の高かった10市町村のうち、8市町村がサマール島に集中しており、国家栄養評議会は同島で早急に栄養対策を実施し、子どもたちの健全発育を図るよう勧告した。
子どもたちの栄養状況が最悪だったのがサマール島北サマール州のサンビセンテで、就学年齢前の子ども10人のうち、実に4人が栄養失調状態であることが分かった。これに次ぐの同州ガマイ(栄誉失調率32・39%)、サマール州サンタマルガリータ(同31・78%)。東部ビサヤ地域の就学前児童数は10万5241人で、うち18%超が栄養失調状態だった。(10日・ビジネスワールド)