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2月15日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 578字|2010.2.15|社会 (society)|ハロハロ ]

 ラジオの対談で久しぶりに桂小金治の声を聞いた。落語はうまかったが、テレビのワイドショーで売った人だ。彼いわく、友人の息子の結婚披露宴に行ったら、花嫁はすごい美人だった。会場には米映画「タイタニック」の主題歌が流れていた。花婿に新妻を褒めたら「ナンパした」、花嫁に「ハッピー?」と聞いたら「後悔してる」と言ったと。もち、「難破」と「航海」を引っ掛けた駄じゃれ。司会者が一呼吸おいて笑い出した。

 「タイタニック」は史上最大の興行収入作品となった。ところが同じジェームズ・キャメロン監督の「アバター」がこれを上回るペースで稼いでいるというので、映画館に足を運んでみた。2月の平日の昼だったが、ヒマそうなカップルなどで結構な入り。3D映画なので、観覧用眼鏡代を300円別にとられた。

 惑星「パンドラ」に乗り込み異星人ナヴィ族に生化学的に同化して接近する地球人。資源奪取の野望を実現しようとする米海兵隊ボス一派対異星人とその娘を愛する正義派が戦闘になるというSFアドベンチャー。戦場シーンなどベトナム戦争を描いたF・コッポラの作品を見ているような迫力。ストーリーはインデアン討伐西部劇のバリエーションと見て取れたが、3次元的映像に迫力があり、約3時間が飽きなかった。アニメやゲーム感覚的でもあり、今の観客に受けるのが分かるような気がした。(紀)

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