ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 330字|2010.2.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
市職員給与を引き上げ
統一選(5月10日)を控え、全国の自治体では今、現職首長が票獲得に結び付くさまざまな措置を講じ、自らの再選、あるいは一族関係者の当選に躍起となっている。
その典型がセブ市で、オスメーニャ現市長は今回、娘のジョージアさんを次期市長候補に担ぎ上げ、市政の同一族支配継続を目指している。
そのためには市会議員、職員、バランガイ(最小行政区)たちの協力、支持が不可欠となり、そこで打ち出したのが職員給与の25%という大幅引き上げ。同市議会はこのほど、給与引き上げ分の予算を含む第2次補正予算を可決した。
さらに同予算には身体障害者と老齢者への支援予算も含まれ、今月から支給が実施される。現金支給で市長選挙を有利に導きたいとの思惑だ。(27日・サンスター)