ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2010.1.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
年またぎ漂流、無事救助
セブ州中西部のバリリ町で3日、大みそかから新年にかけ約4日間、エンジン故障の小舟でタノン海峡を漂流していた船員3人が無事救助された。3人はその間、水だけを飲み、救助されるのを待ち続けていたという。
3人は大みそかに、セブ島北西部のサンレミヒョから乗客を乗せ、北西海上に浮かぶバンタヤン島サンタフェ町に送った。その後、サンレミヒョに戻るため出港したが、エンジンから油が漏れた。
このためエンジンを止め、潮の流れにまかせ漂流。釣り道具もなく水だけが頼り。携帯電話もバッテリー切れで、つながらなかった。しかし、漂流から4日目、イカ漁中の漁船に無事救助され、バリリ町に運ばれた。漂流距離は約125キロにも達していた。(4日・サンスター)