ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2009.12.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
コカイン16キロ発見
ダバオ港湾敷地内に置かれた冷凍用コンテナ3基からこのほど、高純度のコカイン16キロが見つかった。国家警察ダバオ署が密輸ルートなどの調べを開始したが、大量のコカインがどうしてコンテナ内に隠されていたかなど、犯人の意図がつかめないなど、捜査は早くも行き詰まりをみせている。
捜査当局が最も重視しているのが、コンテナ3基がいずれも、ミンダナオ特産品、バナナ輸送用である点。捜査員の一人は「バナナの到着国でコカインを発見させ、フィリピンの評判を落とすのが狙いかもしれない」と推測。
一方、税関当局はこうした不祥事を防ぐため、コンテナ内をX線で調べる装置を増設する方針を明らかにし、港湾当局に用地確保を求めるという。(15日・サンスター)