ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2009.12.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
農薬空中散布を禁止か
ミンダナオ地方の主要輸出品となっているバナナの農薬空中散布問題で、ヤップ農務長官が近く、空中散布禁止令に署名する可能性が出ている。環境団体などが人体への深刻な影響を指摘しているが、実際に禁止された場合、バナナ生産に大きな影響が出るのは確実で、バナナ業界は最大の危機を迎えそうだ。
このため、大農園などでバナナを生産している経営者や農園労働者らが8日、農務省のダバオの同省南ミンダナオ地域事務所を訪れ、「空中散布が禁止されれば、多くの労働者が職を失う」など訴えるとともに、散布継続を求める請願書を渡した。
空中散布問題は国会でも審議対象になっているが、下院環境保護委員会はこのほど、審議未了のまま閉会した。(9日・サンスター)