ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2009.11.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
警官の不祥事相次ぐ
国民を守るのが最大の任務とされる警官による不祥事が、国家警察カガヤンデオロ署で相次ぎ、市民から強い批判を浴びている。最新の不祥事では現職警察官3人が、こともあろうに男児拉致事件に手を貸したことが判明した。
国家警察犯罪捜査隊(CIDG)はこのほど、先月16日に同市内で起きた男児拉致事件に絡み、3警察官を誘拐容疑で逮捕した。被害に遭ったのは南ラナオ州内の町長の息子(11)。保護された男児の証言から警官3人の事件関与が判明。身代金支払いの有無は不明。
これに加え、同署内では今年に入ってから、殺人事件関与の疑いで警官1人が、さらに強盗容疑でも1人が逮捕されるなど、警官のモラル低下が深刻化している。(23日・サンスター)