ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2009.11.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
島内に封じ込め
国軍は、2人の中国系比人実業家と従業員1人を拉致した武装勢力を11日までにバシラン島内に封じ込めたと語った。国軍西部ミンダナオ本部のドロルフィノ本部長は「犯人らはまだ移動可能だが、海を渡って他の島に行く道は封じた」と述べた。
10日未明、3人はバシラン州マルソ町の合板工場から約20人の武装勢力に拉致された。イスラム過激派、アブサヤフによる犯行と見られているが、家族や当局に対して身代金要求はまだないという。人質の一人は同工場の経営者、ジョージ・タン氏の親族とみられている。ドロルフィノ本部長は同地方で相次いで起きている拉致事件との関連を見極めつつ、犯行グループの追跡と人質の早期解放を目指すとしている。(12日・ビジネスワールド)