ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2009.10.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
捕まるのは小者だけ
公務員による汚職、不正行為が絶えない中、セブ地方裁判所はこのほど、セブ市役所の市税徴収を担当していた元女性職員に公金横領の罪で有罪(禁固10〜18年)を言い渡した。
この事件では元職員の大物2人が関与し、総額2750万ペソを着服したことが判明しているが、2人は事件発覚前に姿を消した。オスメーニャ同市長は2人の逮捕に結びつく情報提供に各100万ペソの懸賞金を付けたが、逮捕には至っていない。
元職員は2004年5月、無断欠勤を続けたため、会計検査院職員らが元職員の机内などを捜索、その結果、発行済み領収書の束を発見。同職員は領収書分に相当する徴収済みの税金を市に納入していなかったことが判明した。(1日・サンスター)