ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 329字|2009.8.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
アワビ稚貝を初出荷
フィリピン最南端に位置するタウィタウィ州で、魚類、アワビ、エビなどの養殖事業が順調に進み、アワビの稚貝がこのほど、地元漁業組合に初出荷された。養殖事業主はエビの出荷も予定しており、養殖事業を同州経済の活性化に役立てたいとしている。
同州ラトラトで始まった同事業には政府と州政府が総額2600万ペソを出資し、米政府が技術援助を行う。
今回初出荷されたアワビの稚貝は、5カ月間の養殖で育った計1800個で、1個当たり10ペソで取り引きされ、収入は1万8千ペソに達した。引き取られた稚貝は8〜10カ月後には市場に出回る。また、同事業の特色は、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の元メンバーが技術研修を受けていること。(18日・サンスター)