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8月17日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 622字|2009.8.17|社会 (society)|ハロハロ ]

 待ちに待っためでたい知らせが、東京に住むインドネシア人の友人からようやく届いた。東大大学院で環境工学を学ぶジョコさん、そしてディンダ夫人との間に待望の第1子が誕生したのだ。ジョコさんのメールには「母子ともに健やか」とあり、ほっと胸をなで下ろした。

 予定日(9日)を過ぎても誕生の報がなく、その間、連日のようにメールを送っては、状況を問い合わせていた。そのたびに、ひょっとしたら、初孫の無事誕生を願う「新米祖父」の心境とは、こんな感じなのだろうかと思ったものだ。

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 ジョコさんからのメールによると、葛飾区の日赤病院で取り上げられた第1子は娘。体重は3・2キロ。陣痛開始から実に26時間後の出産だったという。

 名前は「ケイサ・アキラ・プトゥリ」。美しく聡明に育ってほしいとの願いを込め、日本語とイスラム教の言葉それにジャワの伝統語が並んだ。

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 初産となる娘を心配する両親の気持ちに民族の違いはない。ディンダさんの両親は今月1日に東京入り。既に男児の孫3人の「ベテラン祖父母」でもある両親は、ジャワ人らしく初産の遅れにも「慌てず、騒がず」、穏やかに「その時」が来るのを待っていたという。

 日本という外国で孫としては初の女児を得た両親の喜びはひとしおと想像する。と同時に、奇しくも小生の生地と同じ葛飾区内で産声を上げた「cucu(チュチュ=インドネシア語で孫)」の健やかな成長を楽しみにしている。(道)

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