ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2009.7.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
アブ恩赦に断固反対
イスラム過激派、アブサヤフへの恩赦付与論議が広がる中、南サンボアンガ州サンボアンガのセルソ・ロブレガット市長はこのほど、「アブサヤフはテロ集団」と主張、恩赦付与に強く反対した。
恩赦付与論議の口火を切ったのは比赤十字社のゴードン総裁=上院議員。アブサヤフが拉致していた赤十字国際委員会(ICRC)のイタリア人職員が解放されたのを機に、アブサヤフのうち高齢指導者たちへの恩赦付与を提案した。
これに対し拉致事件現場にもなったサンボアンガ市ではブレガット市長が「アブサヤフに主義主張はなく、身代金目当てに拉致を繰り返す凶悪な犯罪集団」と厳しく非難、恩赦付与に真っ向から反対する姿勢を明らかにした。(22日・サンスター)