ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2009.7.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
医師は政治的殺人?
疫学者で医師のロベリオ・ペニェラ氏がダバオ市カバティアンの自宅前で殺害された事件は、同医師の反政府活動のせいではないかと同僚たちが指摘している。同医師は6月24日、娘と自宅前で車を降りたところを銃撃され、死亡した。
左派系政党バヤンムナの元議員は、医師が左派系市民団体、バヤンの顧問だったため国軍の目標にされたのではないかと述べた。ペニェラ医師は医療保健従業者連合の元議長で、厚生省合理化令に反対を表明、貧困層に医療の手が差し伸べられなくなると懸念していた。また、アロヨ大統領の辞任を求める医療保険従事者連合(PURGA)のメンバーだったという。ダバオ市警察当局は「捜査は全くの白紙」としている。(30日・インクワイアラー)