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　東ダバオ州の海岸沿いバナイバナイ町から北部ボストン町を結ぶ二百六十六キロの沿道で自治体職員、学生、農民、漁業者など数千人が二十二日、人間の鎖をつくり、果樹など約十万本の植林を行った。このイベントは東ダバオ州が地球温暖化対策として二〇一一年までに州内の道路沿いに百万本の植林を実施しようとする計画の一環。森林地帯での植林計画も含めると五百万本の新しい樹木が植えられる予定。

　同州十一町には約九十カ所の保護区などがあり、中でもハミギタン山は世界遺産候補地にもなった。一帯は鉱物資源の宝庫だが、開発や森林伐採で自然環境は危機状態。マラニャオン知事は「植林推進で全州を再び緑の地に戻し、温暖化に備える」と述べた。（23日・インクワイアラー）