ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2009.6.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
汚職の地裁事務官解任
最高裁判所はこのほど、ビサヤ地方セブ地方裁判所の事務官、シルビア・カンケ被告を汚職の罪などで解任するとの決定を下した。
それによると、カンケ被告は二〇〇三年から〇四年にかけて、違法薬物所持事件などの当事者に対し、「もみ消し」を持ちかけるなどして、現金を得ていた。
カンケ被告の汚職行為を察知した国家捜査局(NBI)セブ支署の捜査員が〇四年八月、おとり捜査を行い、事件もみ消し料として現金二万ペソを受け取りに来たカンケ被告を現行犯逮捕した。同被告には業務の怠慢、虚偽の発言なども分かった。最高裁判所は決定で、「法に従い、法を守るべき事務官が汚職に手を染めるのは言語道断」とし、同被告解任を認めた。(10日・サンスター)