ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2009.5.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
身代金を4分の1に減額
サンボアンガ市で四月二十五日に男性農民一人を拉致した武装集団がこのほど、身代金を当初の二千万ペソから五百万ペソに下げ、支払いに応じるよう要求してきた。被害者はゴンザレスさんで、同市の東方約五十四キロのブエンナビスタ村で、十一人から成る武装集団に拉致された。
事件から四日後の同二十九日、犯人側はゴンザレスさんの家族に解放と交換に身代金二千万ペソの支払いを要求。翌三十日にはそれを一千万ペソに下げ、今回はさらに半額の五百万ペソに下げて支払いを要求してきた。
ゴンザレスさんの家族に同額の支払い能力がないため、ザンボアンガ市のロブレガット市長が今、犯人側との交渉に当たっているが、解放の見通しは立っていない。(4日・サンスター)