ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2009.5.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
授業料据え置き決定
六月に新学期を迎える比では、学生や保護者にとって一番気になるのが授業料引き上げの有無。これに対しセブ、ボホール、東ネグロス州のあるビサヤ地方中部の単科、総合大学の全校が「引き上げなし」を決めたことが分かった。
教育省は、景気後退の影響が出ていることなどを踏まえ、全国の教育機関に対し、生徒、学生の負担増を避けるため、管理費などだけでなく、授業料の引き上げを自粛するよう求める通達を出した。
一部の大学などからは「従来の授業料のままではきちんとした教育を施せない」との悲鳴にも近い声が上がったが、教育省は通達の厳格実施を強く求めていた。この結果、ビサヤ地方中部では百五十九校の単科、総合大学が授業料据え置きを決めたという。(5日・サンスター)