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　西ネグロス州のバコロド市はこのほど、バコロド市立大学の授業料を今年は値上げしないことを決めた。米国を震源とする金融危機に伴う世界的景気後退による家計への影響に配慮した措置。　

　同時に同市立大学は、他の大学、専門学校が値上げに踏み切ると見ており、今回の授業料据え置きで新入生が一気に増えると、ちゃっかりそろばんをはじいてもいる。

　同市立大学は書籍やコンピューターなどの購入費ねん出に向けて、レオナルディア同市長に授業料値上げ（一単位当たり現行三十ペソから五十ペソへ）を答申した。

　これに対し同市長は「学生を持つ家庭の負担を重くしたくない」との理由から、同答申を退け、授業料据え置きを決めた。（25日・サンスター）