ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2009.2.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
MILF少年兵を確保
世界の地域紛争で問題になるのが未成年者を徴兵する、いわゆる「少年兵」の存在。十代半ば前後の少年兵が軍事訓練を受け、実戦にも投入され、その存在が国際問題化している。ミンダナオ地方など比で続く紛争でも、アロヨ政権はイスラム系や共産党系の反政府武装勢力が少年たちを兵士として動員と非難を強めている。
国軍関係者はこのほど、南コタバト州トゥアナダトゥで起きたイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)との戦闘で、国軍部隊が負傷した十六歳の少年兵を確保したと発表。少年兵は右大たい部を負傷、病院で治療を受け快方に向かっている。現在は身柄を州の社会福祉開発事務所に移し、社会復帰に向け家族と協議中という。(1月27日・サンスター)