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9月8日のまにら新聞から

行き着く先は戦争

[ 705字|2008.9.8|社会 (society)|新聞論調 ]

大統領にストップを

 一カ月前のこの日、最高裁はイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)との和平交渉で、「父祖伝来の土地」問題に関する覚書署名を一時差し止めた。

 MILFと政府による「父祖伝来の土地」交渉が公平に行われても、アロヨ政権は基本合意の背後にあるミンダナオ地方住民の大多数の同意を得られないのではないかという恐れがある。

 人々は政府を信用せず、常に誰も知らぬ場所に連れて行かれるのではないかと疑っている。父祖伝来の土地合意が和平ではなく新たな戦闘行為に火を付けることになるのでは、という危険があった。事実、限定された地域とはいえ、MILF軍の一部部隊と国軍による戦闘が再び始まった。

 昨日、大統領府は政府側和平交渉団(ガルシア団長)を解団したと発表した。これで新和平団長が誰になろうが問題にならなくなった。大統領府は「新政府側和平交渉団は適切な時機に任命する」というが、もし交渉が再開されるとすると、武装解除を条件とした状況下でのことになるだろう。

 MILFの武器放棄、バンサモロ軍の解体、兵士の農地への帰還︱︱の時期などに限定されるだろう。。

 MILFに全面降伏の可能性があるか?もしあれば、それは戦闘能力が壊滅され、政治インフラが崩壊させられた時だけ。すなわち答えは全面戦争である。アロヨ大統領がわれわれを導く先は戦争である。彼女にストップをかけさせなければならない。

 だが正直言ってわれわれはもはやそのような希望を持っていない。野党の指導者を含め、戦争屋たちは海外に逃避している。狂気が支配している。しかしながら絶望に屈してはならない。(4日・マラヤ)

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