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9月8日のまにら新聞から

ミ地方は無法状態

[ 695字|2008.9.8|社会 (society)|新聞論調 ]

違法武器摘発が不可欠

 南ダバオ州ディゴス市で起きたバス爆発事件はミンダナオ地方の一部地域が無法状態であることを示した。一日午後、同市バスターミナルで「メトロ・シャトル」社のバスが爆破され、乗客六人が死亡、三十四人が重軽傷を負った。政府はいつものように素早い対応で、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の仕業としたが、事件は「アルコバル」と名乗る脅迫グループによるもので、主犯は女性らしいという。

 国内の脅迫グループは「アルコバル」だけではない。最も悪名高いのは比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)で、農地を襲い、バスに放火し、革命税支払いを拒否する携帯電話会社の中継施設を破壊する。他方、MILFは身代金目的の誘拐事件を繰り返す「ペンタゴン」を通して資金を集めていると疑われている。脅迫行為は投資家たちを恐れさせ開発努力に水を差す。効果的な法執行で、旺盛な銃器、弾薬のやみ取引や売買を減少させるべきだ。一般に拳銃より強力な銃器の所持は禁止されているのに、ミンダナオ地方ではライフルを持った武装集団が行進している。MILFメンバーの装備は国軍兵士のそれより高性能に見える。

 これらの武器はどこから運び込まれるのか?輸送ルートを追跡する良い方法があるはずだ。

 先日の国家警察への報告によると、引き取り手のない信管一万個、導火線七百五十メートルがサンボアンガ市の倉庫で押収された。

 これら危険貨物が、反乱分子であれその他の組織であれ、誰によって調達され、どの組織が犯罪に使用する予定だったのか。そこまで追及し、容疑者が逮捕されない限り、ミンダナオ地方に平和は訪れない。(4日・スター)

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