「日刊まにら新聞」ウェブ

　ミンダナオ中西部で政府軍とイスラム反政府勢力の戦闘が続いているが、ダバオの民間実業家たちは経済活動に何の影響も受けていないと言明した。ミンダナオ実業・地域開発協議会のビセンテ・ラオ会長は二十五日、「多大の関心をもって事態の推移を見守っているが、ビジネス活動は平常通り行われている。ミンダナオで事業展開することによる恩恵はリスクをはるかに超えている」と強調した。

　先週、ダバオで開かれた農産物フェア、「カダヤワン・フェスティバル」も盛況で、市内の大手ホテルは満室だったという。今週は北サンボアンガ州ディポログ市で定例の実業者会議が開催されるが、地元の商工会議所は「ディポログはミンダナオで最も平和な場所」と強気だ。（26日・タイムズ）