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9月1日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 314字|2008.9.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

パンドラの箱を開けた

 ドリロン前上院議長は二十六日、政府がイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)と基本合意したバンサモロ司法独立機構(BJE)が発足すれば「国土分割の脅威が現実のものとなる」と警告した。MILFと基本合意の領域に自らの先祖伝来の地が含まれているのは許容できないとして、ミンダナオの先住民族ルマドがこのほど他の十三民族の支援を得て、自治区樹立を求める姿勢を明確にした。

 前上院議長は、「MILFとの交渉で政府は『パンドラの箱』を開けてしまった。自治区拡大を認める和平戦略を継続すれば、MILFに続いて先住民族の数だけ自治区が誕生、新人民軍(NPA)も独立国家を要求するだろう」と強い懸念を示した。(27日・ブレティン)

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