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8月11日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 622字|2008.8.11|社会 (society)|ハロハロ ]

 インドネシア人の友人から、それぞれの近況を伝えるメールが相次いで届いた。東京の友人夫妻によると、「トゥリマカシ 日本人、ありがとう インドネシア人」と題するイベントが七月末に、東京・代々木公園内で開かれ、気温三〇度を超える暑さの中、多くの人たちが音楽をはじめとするインドネシア文化を楽しみ、名物料理を堪能していたという。こうしたイベントで人気が高いのが同じ公園内で毎年開かれる「タイ・フェスティバル」。「トゥリマカシ」はタイに負けじと実現にこぎつけ、今回が第一回となった。

 天気にも恵まれ、二日間のイベントには計約二万五千人が詰めかけ、歌って踊れるインドネシア大衆音楽・ダンドゥットが公園内に流れる中、サテ・アヤム(焼きとり)、ナシゴレン(焼き飯)、ガド・ガド(サラダ)などインドネシアを代表する味に舌鼓を打っていたという。夫妻のメールには「会場で新しい友人ができ、来年の再会を約束した」と書かれ、イベントが目指す日イ友好の輪が確実に広がっている。

 一方、古都・ジョクジャカルタの友人は約一カ月半前に、マニラでの勉強を終えて祖国に戻ったばかり。非政府組織のメンバーでもある彼女は今、国連平和大学で学んだ「平和構築学」を実践するため、約二年前に武力闘争が終結したスマトラ島最北部アチェへ向かう準備中という。メールは「十月中旬、(同大学)卒業式のためマニラに戻る」で結ばれていた。元気いっぱいの彼女の土産話が待ち遠しい。(道)

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