ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2008.7.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
処刑の恐怖
ディワルワル金山があるコンポステラバレー州モンカヨ町で、このところ比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)が鉱山の坑道三カ所を爆破、地元ディワルワル・バランガイ(最小行政区)のティト議長が「治安を乱しても住民の暮らしは良くならない」とNPA非難声明を出した。これに対し、NPA地元司令部の広報担当者は、ティト同バランガイ議長を中国の中興通信(ZTE)の探査計画を支持するなど、外国企業の代弁人になっていると逆非難した。
このため、ティト議長はNPAの「処刑」を恐れて七日、向こう一カ月間の休暇をとると声明。「私が(外国企業に)買収されているというのはウソだ。もし本当なら処刑されても構わない」と悲壮な叫びを上げたという。(8日・サンスター)