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　ビサヤ地方に今年初の本格的な台風フランク（６号）が襲来、二十二日にはセブ州タリサイ市の海岸沿いで民家約百戸が高波に押し流された。沿岸地域はひざまで浸かる洪水で市救援隊も一時、作業をあきらめた。その他、同市では大木が倒れて民家三戸が押しつぶされたり、小学校の校舎に土砂が流入した。しかし、被災民はなれっこなのか市の指定する体育館などへの避難に応じなかった。幸い死傷者は報告されなかった。セブ市西部ビナリウでは地滑りが発生、交通不能になった。マンダウエ市の損害は軽微。

　セブ州北部は二十日から暴風雨領域に入ったが、倒木や局地的な道路の崩壊があった程度。州当局は主として、無線マニアが中継してくれる情報を頼りにしたという。（22日・サンスター）