ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2008.6.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
MILFが戦争準備?
ピニョル北コタバト州副知事は十日、州議会の定例本会議で、イスラム急進派のモロ・イスラム解放戦線(MILF)が戦闘準備に入っていると報告した。同副知事が信頼すべき筋から得た情報によると、MILFが国軍との開戦に備えて、食糧を備蓄するとともに、軍事要員に対して戦闘態勢に入るよう指示しているという。
これに対し、MILFのカバル広報担当は十二日、戦争を含むあらゆる不測の事態に備えていることを認めた。「戦争(体制)は組織の中に組み込まれている」と述べたが、具体的な説明は避けた。
ピニョル副知事は「情報は正しい。戦争はミンダナオ全土に影響を及ぼすだろう」と述べ、MILFと政府の和平交渉再開を促した。(13日・サンスター)