ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2008.6.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ州にヤトロファ農園
バイオ燃料の原料として期待されるヤトロファ・クルカスの種苗場(二・五ヘクタール)が四日、セブ州マデリン町で開場した。国家石油公社代替燃料社(NOC・AFC)がバイオ燃料の本命として開発に力を入れ、当面はヤトロファ栽培地百ヘクタールの完成を目指す。
同社のアバヤ社長によると、ヤトロファの種子から絞った液体が「原油」で、八トンの種子からバイオ燃料二千六百六十六リットルが精製される。元々、毒性が強くて食用と競合しないのが利点である上、石炭に混ぜると公害度が下がるとか。
セブ州初の栽培だが、同社長によると、すでに政府で一万六千ヘクタールの栽培地を確保しているという。サトウキビ農園も転換を考えているという。 (5日・スター)