ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2008.5.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
25センタボのヤミ利得
ダバオ市内の国営米穀店「バガサン・ン・バヤン」ではなぜか、政府供給米「NFAライス」が二十五センタボ高い一キロ、十八ペソ五十センタボで販売されており、消費者から文句が続出している。これを聞いた食糧庁第十一地域事務所の担当者は「高値で売った店にはNFAライスを配給しない」と宣言したが、「処罰するにはどこの店でいつ買わされたのか、正式な告訴が必要」と腰砕け気味。「今はバランガイ(最小行政区)でもNFAライスを売っているから、一般の米屋に行く必要はない」と貧しい人々に呼び掛けた。国営米穀店は販売時間も明示していなかったらしい。
同事務所は、市には三カ月分の政府備蓄米があるから心配しないでほしいと説明した。(22日・ブレティン)