ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2008.4.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ニセ兵士、ニセ警官
中部ビサヤ地方では国軍や警察の制服を着用した犯罪が増えており、域内の州知事らで構成する第七管区治安秩序評議会はこのほど、軍・警察服装法(共和国法第四九三号)を改正して、着用違反やニセ制服の販売に対する罰則を制定するよう運動することを決めた。現行法では違反の罰則は二千ペソ未満の罰金か一カ月以下の禁固刑という軽いもの。刑法でも一年以上の禁固刑となっているという。
犯罪者たちは軍服や警官の制服を着込んで犯行に及ぶと、どんな場所にも簡単に出入りできたり、見逃されたりすることをよく知っている。このため法改正では、資格のない人間の制服着用に厳罰を下すばかりでなく、制服とその生地の違法な製作、販売にも罰則を決めたいとしている。(2日・ブレティン)