ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2008.1.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
海兵隊が前面に
二〇〇六年からスルー、バシラン両州でイスラム過激派、アブサヤフ集団などの掃討作戦に従事していた陸軍部隊が二十二日を期して撤収、海兵隊と任務交代した。海兵隊第六上陸作戦部隊は同日、海軍の揚陸艦でバシラン州に到着、ただちに陸軍第三五歩兵大隊の基地に入った。
海兵隊はこれまで、両州で甚大な被害を受けている。〇七年七月十日、バシラン州アルバルカでアブサヤフと交戦した際、隊員十人が斬首された残虐な事件は記憶に新しい。スルー州でも〇六年中に、少なくとも二十人が戦闘で死亡した。
作戦担当だった陸軍一〇四師団の広報官は、海兵隊が引き続き、陸軍が開始した民生作戦の充実に努力してほしいと声明した。(23日・インクワイアラー)