ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2007.12.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
陳情の旅1700キロ
ブキドノン州スミラオ町の農民団が七日、農地の分配を求めて大統領宮殿に行進したが、国家警察に阻まれた。日焼けした顔を涙でぬらす人もいた。十月十日に故郷の村落を出発、千七百キロを踏破して、三日に到着していた。
スミラオ町サンビセンテの土地百四十四ヘクタールは一九九五年、農地改革省から耕作農民百三十七人に分配を保証されたが、〇二年、地主のキスンビン一族から飲料最大手のサンミゲル社子会社に売却された。しかし農民たちは土地がアグリビジネスに利用されなかったとして、〇四年から、農地改革法に基づく耕作者への分配を求めて陳情していた。農民たちは土地改革省や下院議事堂前でピケをはり、この日、支持者団体などと大統領府に向かった。(8日・インクワイアラー)