ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2007.10.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
和平にはカネが必要
対モロ・イスラム解放戦線(MILF)和平交渉のドゥレサ政府代表は二十四日、ダバオで、和平実現後にMILFの地域復興事業を支援すると約束したのは現在、七カ国、一地域連合で援助総額は約二億四千百万ペソ以上になると発表した。
援助は米、カナダ、日本、英国、スウェーデン、スペイン、オーストラリアと欧州連合(EC)でミンダナオ信託基金(MTF)が扱う。戦火で荒れた地域に住宅、学校、水道、農道を造る。これにフィリピン政府は「社会的統合計画」に基づき、MILF戦闘員の社会復帰に約五億ペソが準備される。ドゥレサ代表は「百の和平協定が成立しても、生活基盤がなければ平和も地域発展もない」とカネの大切さを強調した。(26日・サンスター電子版)