ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2007.10.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
デング熱対策費
セブ州サンフェルナンド町の町会議員八人は十日、レルヤ同町長が政府支給のデング熱対策費四十万ペソを横領したとして行政監察院に告発した。告発状によると、同町長は九月初旬、町議会の承認を取らずにデング熱対策費を支出し、一部を感染源の蚊の駆除に使わず転用したという。
一方、セブ市議会は市内の八十バランガイ(最小行政区)全部にデング熱危険宣言を発令した。市保健局が市内での発病件数千件、死者二十五人となったことを確認したため。市の緊急対策費総額四千万ペソの中から五百万ペソを支出し、デング熱の疑いが出た患者の血液検査を無料で実施するという。しかし、市議会は対策費の使途の透明性を確保するため、厳重に監視するという。(6、11日・サンスター電子版)